Designers Interview

YAMATO
TSUYOSHI

DESIGNER

広告制作会社、広告代理店を経て2015年に独立


PORTFOLIO

https://100pamphlet.jp/designer/67/

このデザイナーに問い合わせる

http://100design.jp/contact

取材者:それではよろしくお願いします。まず最初に、大和さんのデザイナーとしての原点を教えてください。

大和:原点と言ったら、学生時代ですね。神戸の専門学校に通っていた頃、恩師の授業でバウハウス※1 の理論と実践のカリキュラムがあり、自分もこういった表現で食べていける人間になろう、とデザインへの「興味」が「決意」へと変わりました。

取材者:学生時代に自分のデザインの方向性を見つけられたんですね。卒業後はどうされましたか。

大和:先生方から、デザインの仕事をしたいなら東京へ行けと、発破をかけられまして。
ですが、神戸から東京の制作会社への就職活動は難しかったので、卒業した翌日には鞄ひとつ持って上京し、23区の端で六畳一間・風呂トイレ共同のモダンな格安アパートを借りて、慌ただしく就職活動を行いました。

取材者:一大決心でしたね。

大和:すぐに広告制作会社に採用していただけたので、何とかデザイナーのキャリアが始まりましたが、今にして思うと、20歳という若さもあり、全てがあまりにも無謀でした…。
拾っていただいた会社と当時の上司、チームのみなさんには感謝しかありません。

取材者:ありがとうございます。
次に、デザインを着想してから発展させることがすごく大事だと思うのですが、大和さんが大切にしていることは何ですか?

大和:私の場合、まずは案件に関わるできる限りの情報を徹底的に調べたり直接聞くことから始めます。自分の中にできるだけ多くの情報を取り込みます。
そこから、クライアントの要望やエンドユーザー(ターゲット)のことなど、案件に関わる様々な情報が点になり、伝えたい事を伝えるために必要な事柄、関係性、工夫などが点を結ぶ線になり、点と線が面を作ります。
「伝わるデザイン」ができる、この一連のプロセスを大事にしています。

取材者:大切なのは「伝わるデザイン」。

大和:はい。このプロセスで、各プロット全体を発展させ、状況に応じて挑戦的なモノや保守的なモノなど試行錯誤を繰り返しています。
クライアントとエンドユーザーを「繋ぐために必要なデザイン」を意識していますね。

取材者:なるほど。大和さんとのお付き合いは約3年ほどになりますが、「100人のデザイナー」を使っていてよかったことがあれば教えてください。

大和:個人的には、クオリティ管理やデザイナー同士の遠すぎず近すぎない距離感など、デザイナーをアウトソーシングするメリットを活かしていらっしゃるなと。
プロジェクト単位で上手に活用していただけることがとてもありがたいです。
また、日々様々なことを勉強させていただいています。

取材者:最後に、あなたのデザイナーとしての信念を教えてください。

大和:経歴で触れた、バウハウスの芸術性の統合を図る理念には敬意を持ちつつも少し離れるかも知れませんが、自分はアーティストではなく、伝えたいことを伝わりやすく伝える商業デザイナーとして良いデザインを作り続けたいと思います。

取材者:ありがとうございました。これからもエンドユーザーに伝わる良いデザインを作り続けてください。


※1 バウハウス: 1919年、ドイツ国・ヴァイマルに設立された、工芸・写真・デザインなどを含む美術と建築に関する総合的な教育を行った学校。(Wikipediaより抜粋)